PS5のコントローラー(DualSense)が勝手に動くという問題は、多くのユーザーが直面するトラブルの一つです。これにより、ゲームプレイに支障をきたし、ストレスがたまることがあります。この記事では、なぜこの問題が発生するのか、そしてどのように対処できるのかを詳しく解説します。
1. スティックドリフトとは?
PS5のコントローラーが勝手に動く現象の大半は、スティックドリフトと呼ばれる現象が原因です。これは、アナログスティックが中心位置に戻っていない場合や、スティックが物理的に動いていないのに信号が送られる問題です。
原因として考えられるもの:
- アナログスティック部分の汚れやほこりの蓄積
- アナログスティックの内部センサーの摩耗
- コントローラーのハードウェア不良や経年劣化
2. 問題を解決する方法
このような問題に直面した際、次のような対策を取ることができます。
2-1. コントローラーをリセットする
PS5のコントローラーには、リセットボタンが搭載されています。次の手順でリセットが可能です:
- コントローラーの背面にある小さなリセットボタン(針穴のような場所)を、クリップやピンを使って押します。
- ボタンを約5秒間押し続けた後、コントローラーを再接続します。
この操作によって、ソフトウェアの問題が原因であった場合は解消されることが期待できます。
2-2. アナログスティックの清掃
アナログスティックの下に汚れやほこりが溜まっていることが原因で、スティックドリフトが発生することがあります。次の手順で清掃を行いましょう:
- エアダスターを使って、スティックの根元に風を送り込み、ゴミを吹き飛ばします。
- 清掃後、スティックを左右に回転させて、しっかりと動作しているか確認します。
注意:コントローラーを分解するのは自己責任となります。保証期間内であれば、分解前にソニーに連絡するのがベストです。
2-3. ソフトウェアの更新
PS5のシステムやコントローラーのファームウェアが古い場合、動作が不安定になることがあります。次の手順で確認し、必要な場合は更新を行います:
- PS5の設定メニューから「システム」へ移動します。
- 「システムソフトウェア」→「システムソフトウェアの更新と設定」を選択し、最新のバージョンがあるか確認します。
- もし、コントローラーのアップデートが求められたら、指示に従って更新を行います。
2-4. コントローラーの修理・交換
清掃やリセット、ファームウェアの更新を行っても改善されない場合、ハードウェアの故障が疑われます。特に、購入から1年以内であれば、保証を利用してソニーに交換依頼をすることをおすすめします。
3. スティックドリフトを防ぐための対策
スティックドリフトを未然に防ぐためには、日々のメンテナンスが重要です。以下のような方法でコントローラーを保護することができます:
- ゲームをプレイしないときは、アナログスティックにカバーをつける。
- 定期的にコントローラーの清掃を行う。
- 落としたり、強く押し込んだりするのを避ける。
結論
PS5コントローラーが勝手に動く問題は、スティックドリフトやソフトウェアの問題によるものが主な原因です。まずはリセットや清掃などの簡単な対策から試してみましょう。それでも解決しない場合は、ハードウェアの修理や交換を検討してください。


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